一生使いたいと思える名刺。



全てのモノの循環サイクルが異常に早い。
全てが簡易的で同質化し、安物臭い。
だからこそ敢えてその逆をゆく。
どちらが自然で、本当の心の満足を得れるかは
「わかる人にはわかる」。


若くして直感的に、この領域に踏み入れる方もいる。
歳や経験を重ね、この価値観が理解できる方もいる。
桶屋のクライアント様の多くは、
値段が高い=「一生モノ」ではなく、
自分の心が豊かになれるもの。
伴侶として自然に其処にあるもの。
と考え、有機的で普遍的なモノを求める。


変わらぬ芯を見つけ出し、美を追求する。
其れは全く変化しないという意味ではなく、
クライアント様の成長とともに、
名刺も成長するという考え方も面白い。
長いお付き合いの中でクライアント様の為人を理解
しているからこその興味深い変化だ。


デザインは使い捨てではない。
「としつき」を重ねデザインが変化する、しないに関わらず、
一生使いたいと感じれる名刺を仕立てたいと思っております。


洗練された特別な名刺。

究極に削ぎ落とし、名刺を考える。
洗練されたデザインはいつまでも普遍的で美しく、
多くを語らずとも伝わる。


それはコンセプト、レイアウトデザイン、紙種、印刷手法
これら全ての要素が揃わないと成り立たちません。


たかが名刺ではありません。名刺はその人を語ります。
名刺を見るとその為人が見えてくる。
名刺は初対面の方にご挨拶する時の贈ものであり、
「もてなし」だと考えています。


視覚的美しさは勿論、名刺を手に取った時の肌触りや厚み
凹みなどの触覚も考え、デザインします。


全美を求めるオーダー名刺。時間は掛かります。

ご要望をお聞きして、じっくりと練ります。
アイデアとは不思議なもので沈黙の時間が必要。


頭の中の練り上げたアイデアをデザインラフに起こし
コンセプトを考えながらレイアウトを作っていく。
出来たデザインの中から更に削ぎ落とし
デザイン案を1つに絞り出しご提案します。


じっくりと煮込み、濃いアウトプットを抽出しますので
少々時間が掛かること御承知いただけると幸いです。


名刺は自分自身を映すもの。

自信を持って名刺をお渡し出来ていますか?
名刺は自分自身を映す鏡。
どれだけ格好良いスーツを着ていても
粗悪なペンでサインをしたり、手入れされていない靴を履いていたり
見る方が見ればすぐわかるものです。


上質なものに触れると自然と背筋が伸びる。
そして「意識」が変わる。
「どんな方にお渡しするのか」
「どんな印象を持ってもらいたいか」
コンセプトも無い、テンプレートの中から選んだ
ただ情報だけを羅列した名刺では 自分自身を出せません。


まずは今の名刺のお悩みからお話しください。
どんな風に思われたい、こんな拘りを出したい、
心の中を全て出してみてください。
自信を持ってお渡しできる名刺を考える
お手伝いが出来ればと思っております。


「名刺」という文化を大切にしたい。

僕自身、名刺を渡すという習しに愛着を持っている。
ズームなどの所謂、デジタル対面が増え、
実際の対面での空気感を味わう機会が減ってきた。


今後10年、20年、30年と時が進むに連れ、
それはますます加速していくでしょう。
いずれ名刺を持っている人が珍しいという時が
来ることも何となく感ずる部分がある。


しかしその流れに逆行しても僕たちは名刺をつくる。
落ち着きを放ち走るヴィンテージカーのように。


少し先の未来の言葉になるかもしれないが
「古き良きの善い世界観」をつくりたい。


名刺制作事例